「宝石大学」セミナーV
エメラルドは、ベリルの変種で、形成には特定の地質条件が必要です。
大きく二つのタイプに分類されます。
1)熱水関連鉱床
地下や海底でマグマや地熱によって温められた熱水が岩石の割れ目を通り抜ける際、岩石中のさまざまな元素や鉱物を溶かし込みます。熱水が移動するうちに温度と圧力が徐々に下がると、溶けていた金属元素や非金属成分が沈殿し、その沈殿物が集積していくことでエメラルドの鉱床が形成されていきます。
2)変成関連鉱床
既存の地層や鉱床が変成作用を受けることで、特定の元素や鉱物が濃縮され、形成されるタイプのエメラルド鉱床です。
エメラルの特有の緑色は海洋地殻やマントルに存在するクロムとバナジウムの遷移金属元素によって発色され、ベリルとして形成するには大陸起源のベリリウムが必要です。これらの元素が共存する環境が限定的であるため、希少性の非常に高い宝石となっています。
エメラルドの原産地として、現在稼働している世界主要な産出国;コロンビア、ザンビア、ブラジルなどの歴史、鉱床特徴、採掘方法、特有の内包物、色と品質などについて紹介しました。











